さいきんきくおんがく そのに

もにゅ。こっちはロック系。

Skeleton Milk/MergingMoon
アルバムを出すたびボーカルが変わるメタルバンド、マジムンより一曲。これは初期メンバーの頃の作品だったはず。サイケなシンセによるイントロから、グロウル系のシャウトが入るという比較的典型的なメタルコア。
グロウルとクリーンだけでなく、スクリーチ気味なものやガテラルっぽいものなど、声帯を破壊しそうなボイスがてんこ盛り。知名度は低いもののメタルコア好きにドストライクだと思うなぁ。
サビの哀愁っぽいクリーントーンが好き。でもやっぱりスクリーチっぽい、高音グロウルもすごいと思う。うへ。

Warring States Period/MergingMoon
またまたマジムンより一曲。これはボーカルがUさんになっているはず。
イントロから和風っぽい感じを醸し出したと思えば、低音グロウルとシンセが凄まじい疾走感を味わわせてくれます。
和音階や和楽器をイメージした音があったり、和とメタル音楽を高い次元で合わせている感じ・ω・
iTunesで購入したので歌詞カードがないのが悲しいー。凄い日本語に聞こえる所があるのになぁ。

これに限らず、マジムンの曲ってボーカルがクリーン以外にもガテラルやスクリーチを使うから思ったんだけど、グロウルって本来、怒り、悲しみや不気味さを醸し出すために使う発声法なのね。
最近はメタル≒グロウル、というかデスボイスみたいになってて、メタル以外にもデスボ的な声を出す人いるけれど、マジムンはそういう背景を知っててグロウルやガテラル、スクリーチを使ってそう。本人たちはそういう意識があるのかわからないれどねぇ。
なんか、オシャレデスボじゃなく聴こえる所がすごい好き・ω・オシャレデスボでも聴くけどっ。

Black Philosophy Bomb/a crowd of rebellion
新潟発、激情系メタルコアバンドより一曲。
グロウルとクリーンのツインボーカルで、知る人の間では知られているバンドでする。最近はクリーンの割合が増えてるけれど、この曲ではグロウルの発声が変わったのか何かエフェクター使っているのか、兎に角進化してまする。相変わらず疾走感にあふれるのも好き。
笑い声なんかも入れつつ、でもスクリーモな感じがいいですねぇ。
この曲はただひたすらにスクリーモするだけでなく、ピアノっぽさなんかも入れてみて、スクリーモ、メタルコアだからこそのミックス感も聴かせつつ。
スクリーモなところはヘドバン必須だなぁ。

2step syndrome/ANGRY FROG REBIRTH
さらにスクリーモを一発。こちらもハイトーンボーカルとグロウルのツインボーカルで、リベリオンよりハードロック、ハードコア寄り。焼けつくようなグロウルと突き抜けるようなハイトーンがツボ。
余計なことを考えずにノレる、正統派のラウドロックだと思うのさ。
どうでもいいけれどこの曲のグロウルは本当に好きだなぁ。火炎放射器を噴いてるようなイメージ。うへ。

ERaSeR EnGinE DistorteD/L.E.D.-G Vs. GUHROOVY
初収録はドラマニ。それを強化して家庭用2DX。ハードコアのあるべき姿というか、強引にノせるそのスタイルは流石ですといった感じ。
歌詞が危険すぎて曲中にピー音が鳴りまくるというのも中々。グロウル系のシャウト、むしろピー音以外のところも何言ってるのかわからない感じ、ギターとシンセによる「とりあえず劈いてみました」みたいな音というか、兎に角、なんだろう。うへ。これがハードコア。
どうでもいいけれどドラマニ時代のクリップ動画が中々恐怖。デイドリといい、奇妙なクリップ作りすぎ・ω・

NEW PSYCHO PARALYZE/lynch.
ヴィジュアル系ラウドロック（？）バンド、lynch.の一曲。
なんかアルバムを出す度メイクが薄くなっていったらしい。うへ。
普段はかなりV系っぽい、艶っぽいボーカルが特徴的ですが、この曲ではなぜかエフェクターか何かを使ったようなグロウル、スクリーチ系のシャウト。さらに軽快なのに重みもあるスラップベース。
これ聴いてV系のイメージがかなり変わったというか、や、この曲がナックル並みの変化球なんだろうけれど。

The Granulating Dark Satanic Mills/Carcass
この曲を聴いて感動しちゃった私は相当へんなやつなんだろうけれど、私の中では名前は知ってても、曲も知ってても、どこのCD屋を漁っても無くて、高嶺の花だったバンド。
音源も入手できず、暫く記憶の引き出しにしまっていたが、まさか最近になって突然アルバムを出すとは思わず、なんか、なんか買ってしまった・ω・；
ゴアグラインド、ブルータルメタルの大御所、曲風は愚直なまでなゴアグラインド。正直言って古臭い。イントロからなんか警報を感じさせるギターに突然の軽快なリフも、その後もメロやサビのリフもどこか古臭い。うん。ただ、それがダサいっていう訳でもなく、なんというか、残虐な暴君が今のオサレなハードロックに殺人チェーンソー振り回して斬りかかってるイメージ。なんだこれ。
ボーカルの純粋にブルージーな感じがこの処刑チェーンソーなリフを乗りこなす。
こんなブルージー且つブルータルなゴアグラインド滅多に聴けないものなぁ。アンティークなゴアグラインド。やっぱり殺人チェーンソーだな、この曲は特に。